【担当編集者からオススメの一言】

「ビジュアル版　日本の歴史を見る」シリーズ（毎月中旬発売予定・全10巻）の刊行が2月10日にスタートしました。古代から戦後まで、日本の歴史を動かした人物と事件に迫る本シリーズの第１回配本は、３巻『源平争乱と鎌倉武士』。永井路子、杉本苑子、檀一雄などの豪華執筆陣が、源平期〜鎌倉期に巻き起こる歴史のドラマを分かりやすく描いています。
　昨年の大河ドラマでも取り上げられた親しみやすい時代からのお届けとなりますが、以降続刊においても、城山三郎、南條範夫、岡部伊都子といった人気作家の方々が次々と登場します。
　また今回のシリーズでは、豊富なビジュアルで臨場感を出すこと以外に、人気作家による味わい深い文章を、読者の方々によりリアルに体感してもらうためにはどうしたらよいかを考えました。人物や事件といった歴史上の「点」が、時代という大きな流れの中で「線」として繋がることが見えてくると、歴史は何倍も面白くなります。その時代の流れを手早く把握できるのが、井沢元彦氏による巻頭総覧のページです。学校での勉強とは違った視点から、歴史の流れが手軽に分かるような解説をしていただいていますので、まずこのページで時代の流れを感じてから、本文で展開されるドラマチックな歴史ストーリーを堪能していただければと思います。（編集担当S）