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ほたるの本
モーゼル・バカラ・ロブマイヤー
欧州ガラス紀行
南川三治郎 (著)
定価:1,890円(本体1,800円)
ISBN:4-418-06240-8
A5判 144ページ
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内容紹介
王朝貴族に愛された煌きの芸術「ガラス工芸」を訪ねて
ガラス工房に今も息づく職人技と歴史を訪ね、類い稀な逸品を収蔵するミュージアムを巡る工芸紀行。モーゼル(チェコ)、バカラ(フランス)、ロブマイヤー(ウィーン)の工房から、近代ガラスの真髄を探ります。ガラス工芸やアンティーク、食器への興味を満たす一冊です。
【担当編集者からオススメの一言】
一杯のワインもグラスによって味が変わります。グラスのシェイプももちろんのこと、その素材であるクリスタルの種類によって口触りも違うような気がしていました。本書で取り扱うのはチェコのモーゼル、フランスのバカラ、オーストリアのロブマイヤー。いずれも19世紀に創設されたガラス工房。ウィーンやパリ万博始め、大展覧会時代に飛躍し、自国ばかりか国際的にその名声を確立させ、今もトップを走りつづけているガラス・メーカーです。パリを拠点に取材活動をする筆者は車を駆って三つのガラス工房を訪ね、そこに今も息づく職人技に触れ、ガラス・ミュージアムが所蔵するアーカイブ的作品を撮影し、その歴史をやさしく紐解きます。
何故、同じワインの味もグラスによって異なるのか、この『欧州ガラス紀行』を一読したら答えがわかることでしょう。そしてワインの味にもうひとつ深みやニュアンスも加わるはずです。グラスは食器であると同時に、ヨーロッパの輝きの芸術。ハプスブルク家やブルボン王朝始め王侯貴族に愛され、ジャポニスム、ベルエポック、世紀末ウィーンに咲いた光の華。そんな優雅な背景を知れば知るほどワインも美味しさを増すというもの。あっ、ビールでももちろん。そういえば懐石の名店ではカリガラスのグラスをビールに用いますね。「カリガラス?」これも本書を一読いただければ・・・と。(お酒もガラスも好きな編集担当K)
目次
第一章 モーゼル(チェコ) 森が育んだカリガラス
木灰によるカリガラスはボヘミアの森林で生まれヴェネツィアン・グラスを超える無色透明と硬度を誇る。エングレーヴィングの粋をみせる名門モーゼル、その栄光の軌跡。
第二章 バカラ(フランス) クリスタルの覇者
王者たちのクリスタル、バカラ。英国に遅れるも、フランスは北西部ロレーヌ地方に伝わったクリスタル技術は瞬く間に大輪の花を咲かせ、ブルボン宮廷始め、世界の王侯貴族に愛された。
第三章 ロブマイヤー(オーストリア) 世紀末ウィーンの輝き
ハプスブルグ家御用達の栄誉と世紀末ウィーンをリードした多彩な芸術家とのコラボレーション。超薄手のモスリングラスから世界のオペラ座に輝くシャンデリアまで、その幅広い作風の秘密に迫る。
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