内容
裏千家シリーズ第4弾
風炉を使った基本の4手前を、手順を細かく追ったカラー写真、道具を置く位置がひと目で分かるイラスト、平易な文章で解説。
【担当編集者からオススメの一言】
初夏5月になると茶室の炉がふさがれて、釜が風炉に上げられます。それに伴ってお点前も、ひとつひとつの基本的な所作は変わらないものの、道具の置く位置などが異なってきて、茶道初心者にとってはつらい時期になります。風炉の点前でもっとも特徴的で、また難しいのが柄杓の扱い。柄杓を釜にあずける際の扱いは3種ありますが、その中で特に難しいのが、水を汲んだ後に行う引き柄杓。詳しくは本書と、27巻「裏千家茶道 基本の割りげいこ」を参照ください。その引き柄杓、慣れないうちは手がプルプルと震えたり、釜から柄杓を取り落としたり…と、ほとんど苦行のような様相を呈します。ご指導いただいている阿部宗正先生いわく「柄杓の扱いを見ると、お茶のおけいこにどのくらい熱心に取り組んできたかがわかります」。先生はすべてお見通し。これからは心しておけいこに取り組まねば…。(編集担当M)
目次
一章 薄茶運び点前
ニ章 薄茶棚点前 更好棚
三章 濃茶運び点前
四章 濃茶棚点前 糸巻棚
・知っておきたい茶の湯用語集
・風炉の点前早分かり一覧