【担当編集者からオススメの一言】

たらい回し、医者不足、医療起訴…混乱する医療現場。いざという時、よりよい医療を受けるために私たちはどうすればいいのか？ 自分を、家族を守るための具体的なアドバイスを、現場の医師から教えていただいた。まず、最初の一歩は「かかりつけ医」を見つけることから始まる。

本書に登場する医師は、「医療のエキスパート」にして「患者の立場」に寄り添う達人でもある。監修をお願いした千葉大学医学部附属病院総合診療科教授の生坂政臣先生は、診療科目の区切りのない総合診療科において、患者さんの本当の不調の原因を探し出す診断学の権威。

「医療現場からの提言」として様々な知恵が満載された本書は、患者である以前に、一人の人間としてどう生きるか、をも同時に問う。患者力とはすなわち「生きる力」なのだ。