内容
新井満のわかりやすい自由訳でふれる「はじめての良寛」
ロングセラー『千の風になって』に引き続き、自由訳の名手である著者が良寛の漢詩を厳選。清貧の人・良寛の生き方、考え方に触れる。
【担当編集者からオススメの一言】
良寛さんというと「清貧」「天上大風」「無一物」とかいったむずかしい言葉で表現されることが今まで多かったかもしれません。偉人としての常なのか、どうやら「神話」のヴェールに覆われているような…。
ふるさと越後の山の庵にひとり暮らし、托鉢をしてまわり、深遠な詩歌と書を数多く残したひとりの僧です。昨年生誕250年を迎えましたが、古より日本を代表する知識人・経済人から「憧れの人NO1」と敬愛されるのがこの良寛さん。
でも、いったい何故?
良寛さんってどんな人生を送ったの?
何を考え何を遺したの?
そんな<みんなの疑問>に明快に答えを与えてくれるのが本書『自由訳・良寛』。
『千の風になって』『般若心経』『老子』など次々と私たちの<難解だけど知りたい>を心に沁みるやさしい言葉で解き明かしてくれる新井満さんの自由訳・最新作です。
良寛の中高年から晩年の人生を24首の漢詩を元に構成。難解な漢詩も自由訳にかかれば、まるで良寛のドキュメンタリー・ドラマを観ているような…。心が折れそうになったとき、悲しいとき、苦しいとき、思い出してください。はじめて触れる「良寛」のピュアな生き方。
目次
●春
●夏から秋へ
●冬
●再び春が…