【担当編集者からオススメの一言】

お茶には「人をもてなす」接待の手段というだけでなく、点前を通して自身の心と体を鍛える「道」としての在り方が基本にあります。「七事式」は、茶の湯の「道」を極める手段として江戸時代中期に制定された修練法。

本書で解説するのは、貴人清次の二つの花月之式です。貴人清次とは、正客に貴人（皇族や大名など）、連客にお次（随伴の者）を迎えておこなうもの。
裏千家茶道の七事式の中でももっとも難しいともいわれている花月之式の流れと要点を、豊富なカラー写真とわかりやすい文章で詳しく解説しています。