内容
茶の湯界の重鎮が語る四季の移ろいと京都の暮らしを、詩人の感性が12のテーマに綴る
心温まる名著が、お求め安い軽装版に。
【担当編集者からオススメの一言】
本書は2006年に刊行され好評を博した、同タイトル書籍の
軽装版です。「礼」「器」「人」「花」……と、毎月一字表題で
訥々と語り下ろされる堀内宗心宗匠のお話を、
詩人・高橋睦郎さんの感性で再構成していただきました。
やさしい語り口の向こうには、禅の修行に裏打ちされた宗匠の
人生観、世界観、宗教観の広大な地平が広がっています。
また、お二人による一客一亭の茶事と対談「人間の明日へ」も、
味わい深い内容になっています。
茶人と詩人のコラボレーションが、
他に類をみないユニークな本を生み出しました。
本文の合間に挿入された与田弘志さんの写真もすばらしい!
茶の湯を嗜む人、日本の伝統文化を愛する人、
人生を見つめ直したい人すべてにおすすめの一冊。
目次
●礼 睦月
●器 如月
●人 弥生
●花 卯月
●風 皐月
●水 水無月
●食 文月
●音 葉月
●佛 長月
●茶 神無月
●火 霜月
●時 師走
●一客一亭の茶事
●「人間の明日へ」対談・堀内宗心+高橋睦郎