内容
教授者から初心者まで、茶人・茶の湯愛好家必携、人気のハンディサイズ(文庫版)シリーズ最新刊
名物茶入のすべてがわかる決定版。
【担当編集者からオススメの一言】
かつて武将たちにとって、
名物茶入は一国に値するほどの価値を持つものであり、
それを所持することは権威の象徴でした。江戸時代には、
名物茶入は将軍家への忠誠を示すために献上され、
また逆に、将軍家からは褒賞として大名に下賜されるなどして、
政治的に利用されました。
そのため数奇な運命をたどった名物茶入も少なくありません。
本書はそうした名物茶入の伝来、銘の由来、
その茶入が使用された茶会と客組、
茶入にまつわる逸話などを網羅。
代表的な名物茶入は巻頭のカラー口絵で紹介し、
付録として「天目茶碗」も掲載しています。