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もの言わぬ2万人の叫び封印された震災死 その「真相」

 

封印された震災死 その「真相」

吉田典史 (著)

定価:1,540円(税込)

ISBN:978-4-418-13503-5

四六判 256ページ

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内容

あれは本当に天災だったのか――死者・行方不明者2万人の「真相」に多くの人々の証言から迫る

東日本大震災から2年。「これから」に生かすため、今こそ実態を再検証する本。「ダイヤモンド・オンライン」(ダイヤモンド社)、「東洋経済オンライン」(東洋経済新報社)で平均ページビュー50万回。話題の連載を大幅に加筆、新規取材も加えた1冊。

【担当編集者からオススメの一言】

あの大震災を忘れない!
あまりの惨状に日本全国が言葉を失った東日本大震災。
“天災”“想定外”“未曾有の”という言葉の陰で
発表された死者・行方不明者は2万人。
未だに多くの人々が気持ちの整理をつけることすらできずに
苦しんでいる。

あれから2年が経つからこそ、「これから」に活かすためにも、
もの言わぬ2万人の叫びに耳をかたむけよう。
震災直後から20数回にわたり
被災地で取材を重ねてきたジャーナリストが
「死の真相」を再検証した渾身のノンフィクション。

目次

第1章:封印される、子どもの死
      園児を乗せたバスはなぜ津波に向かったか?
      日和幼稚園訴訟を生んだ“やるせない怒り”の着地点

第2章:封じ込められる遺族
      七十七銀行女川支店の遺族
      自動車学校教習生25人死亡、遺族の消えない憎しみ
      家族5人の死で家を解体する元消防団員
      ―今も消えない震災遺族の「心の葛藤」

第3章:歪曲される“死”
      南三陸町の女性職員の死を道徳教材にした教育者の“良識”
      家族を苦しめる心のケアに何の意味があるのか?
      疲弊する消防団―わずかな訓練・装備と報酬で危険な任務に

第4章:未だにわからない2万人の死の真相
      本当に溺死なのか?死因に納得できず苦しむ遺族
      医師会職員の脳裏から消えぬ遺体安置所の記憶
      非常時に対応し切れなかった歯科医による身元確認
      せめて“最期の別れ”は気持ちよく……エンバーマーの思い

第5章:封印か、検証か…終わらぬ「震災」
      家族4人を奪われた遺族会副会長が訴える「死の検証」
      「川と津波」の危険な関係はなぜ議論されないか?
      防災学者が危ぶむ「魔法の津波対策」が語られる世相


【著者プロフィール】

吉田典史●よしだ のりふみ

ジャーナリスト。1967年、岐阜県大垣市生まれ。
2011年3月11日の東日本大震災発生直後から
「死者・行方不明者2万人」の真相を明らかにするべく、
被災地に20数回にわたって入り、取材を続けてきた。
多角的な検証を試みようと、遺族、被災者はもちろんのこと、
検死にあたった医師、心のケアにあたっている精神科医、
大震災の原因そして検証を進める防災学者や地震学者、
最前線で活動を展開した警察、消防、海上保安庁、自衛隊、
加えて行政を担う市長、町長、国会議員などにも取材してきた。
著書に『震災死』(ダイヤモンド社)、
『あの日、「負け組社員」になった…』(ダイヤモンド社)、
『非正社員から正社員になる!』(光文社)などがある。

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