内容
“終わり方”から考える、「品格ある」人生の“始め方”
団塊の世代に向けた「老前整理」と「旅立ち支度」の指南書。国民的ベストセラー『女性の品格』『親の品格』の著者・坂東眞理子が自身の体験を通じて書き下ろした今からできる身近な老活と終活。書き込み式のエンディングノートも収録。
【担当編集者からオススメの一言】
本書は、国民的ベストセラー『女性の品格』『親の品格』の著者、
坂東眞理子さんがはじめて老活・終活をテーマに語った、
「品格」三部作の完結編です。
品格のある老い方とは? 理想とすべき人生の締めくくり方とは?
超高齢化社会が加速する中、誰もが直面するであろう老前整理と
旅立ちの準備や心構えを著者自らの体験をもとに
ソフトな語り口調で書き下ろした一冊。
自身の母親の死、そして延命治療の末に最期を看取った
叔母のことがきっかけで著者は今回のテーマに取り組みました。
「私に限らず、私の同世代の男女は、数年来、親の老いと
最期の送りに直面しています。
それによって否応なく自分の高齢期と、
最終章のピリオドの打ち方に関心を持つようになってきました。
私たちは、人生の新しいステージをどう生きるべきか。
老いて介護が必要になったら、どうするか。
なにを遺族に伝えるべきかを
あらためて考えるステージにあります。」
(本書「はじめに」より)
国民的な大きなテーマを身近に、
そして正面から取り組んだ著者渾身の意欲作です
目次
第1章●老前整理のすすめ
人生の新しいステージを扉を開く/「林住期」をどう過ごすか/
「婦源病」と「夫源病」/孫を育てる/海外移住はリスクが大きい/
夫婦通い婚という選択/田舎暮らしと定年帰農/ほか
第2章●健康と長寿を保つ生活習慣と老い支度
健康は最大の老い支度/糖尿病に気をつける/
「きょうよう」と「きょういく」/歩くことと深呼吸/ほか
第3章●老後のマネープランと品格ある生前整理
老後の生活資金は分散して守る/オペアガールという試み/
介護が必要になったら/サービス付き高齢者向け住宅の選び方/
「老活」「終活」はいつはじめるか/感謝の気持ちを伝える
寄与分制度/生前墓とプレニード葬儀/ほか
巻末図録●Myエンディング準備ノート
【著者プロフィール】
坂東眞理子●ばんどう まりこ
昭和女子大学学長。1946年富山県生まれ。東京大学卒業。
69年総理府入省。内閣広報室参事官、男女共同参画室長、
埼玉県副知事などを経て、
98年女性初の総領事(オーストラリア・ブリスベン)。
2001年内閣府初代男女共同参画局長。04年昭和女子大学教授となり、
同大学女性文化研究所長、同大学副学長を経て、07年同大学学長。
女性としてのふるまい方をエッセイ風に説いた著書の
『女性の品格』は320万部を超えるベストセラーとなり、
大ブームを巻き起こした。
『坂東眞理子の 「わたし」磨きの名言集
幸せになる知恵を贈る』(世界文化社)、
『錆びない生き方』(講談社)、
『坂東式ハッピーライフ両立力』(幻冬舎)など著書多数。