内容
女性初の公立中学校民間人校長が推し進める、横浜発「公立学校改革」
子どもの学校を知ろう!かかわろう!それが「学力向上」のカギ。来たる寿命100歳時代、あなたの子どもが「自立」して生きるために、いま親として何をするべきか。
【担当編集者からオススメの一言】
女性で初めて民間人公立中学校校長となった平川理恵さん。
横浜市立市ヶ尾中学校校長として彼女が進める「学校改革」が、
いま注目されています。
元リクルートでバリバリのトップセールスウーマンだった
平川さん。ニッポンに確実に訪れる
寿命100歳時代を幸福に生き抜いていくために、
子どもたちが身につけるべきものは「自己肯定感・幸福感」
「コミュニケーション力」「コラボレーション力」の3つ、
そう平川さんはいいます。
そして、これらを実現するための教育理念「自立貢献」を掲げ、
教育現場に新しい風を吹かせています。
その平川さんは保護者に向かって力説します。
「できるだけ子どもの学校に、行って、見て、かかわってください」と。
それこそが学力向上のカギだと。
本書には校長としての4年間で体感した、
子どもたちが「自立」した大人になるためのヒントが、
ぎっしり詰まっています。
目次
はじめに●「女性初の公立中学民間人校長を志す」
第1章●校長としての4年間
@校長とは―期待されない学校であってはならない ほか
A教室にて―なぜ先生はこんなに大変なのか ほか
B学校にて―学力向上をあきらめない ほか
第2章●これからの学校のすがた
@コミュニティ・スクールのすすめ
Aまずは理念が大事「できるときに、できることを Only for Kids」
B学校に行く、教科書を見る
C本当に動くPTAを作る
D地域とどう動くか
E社会へ
F教育現場はこんなに面白い
第3章●未来予想図 あなたの子どもが「自立」した人になるために
@4年間から見えてきたこと
Aグローバル化に即した教育とは
Bあてずっぽうでも教育哲学が必要
C成熟社会には情報編集力が必須
Dなぜ勉強しなければならないのか
【著者プロフィール】
平川理恵●ひらかわ りえ
横浜市立市ヶ尾中学校校長。京都市生まれ。
1991年同志社大学を卒業。Xリクルートに入社。
抜群の営業力で何度も営業MVP賞を受賞、
年間で4億円売るトップセールスウーマンに。
1997年南カリフォルニア大学大学院へ企業派遣生として留学し、
経営学修士(MBA)を取得。1999年起業を志し退社、
留学支援の会社を設立、事業売却まで10年間、
無借金・黒字経営を達成。2009年に公募に応じ、
校長試験を受け大阪と横浜で合格。
2010年全国で女性初の公立中学民間人として
横浜市立市ヶ尾中学校に着任。「自立貢献」を教育理念として掲げ、
学校改革に邁進する日々。