内容
イタリア在住の気鋭の著者が超人気シチリア料理店『ドンチッチョ』の厨房に密着。その魅力に迫る
石川勉シェフはシチリア料理に特化したトラットリアを始めて早18年。人気店「ドンチッチョ」の魅力は、その気さくで温かい雰囲気と、スタッフ全員で作り出すシチリア料理の美味しさにあります。祝福歌の歌と拍手が店全体を包む。普段着で行ける店でありながら極上の「ハレ」の場。その厨房に密着。基本のソースと石川シェフのスペシャリテ、79レシピとともにシチリアの味の魅力に、イタリア在住の気鋭の著者が迫ります。
目次
第一部●シチリア料理を形作るもの
ソース／ドルチェ／チーズ／ワイン 他
第二部●トラットリア・シチリアーナ「ドンチッチョ」の看板レシピを一挙公開
前菜／プリモ／セコンド 他
【著者プロフィール】
料理：石川勉／「トラットリア シチリア—ナ・ドンチッチョ」オーナーシェフ。1951年岩手県生まれ。1985年料理修業のために初めて渡伊し、まずシチリアに向かう。映画『ゴッド・ファーザー』の世界に憧れてのことだったが、住んでみるとシチリアへの印象が変わり、その豊富な食材、海の幸、山の幸をいかしたシチリア料理と、シチリア人の温かさにすっかり魅了される。その後、フィレンツェ、ボローニャで修業も重ね帰国。西麻布「ベンズィーナ」シェフを経て、2000年シチリア専門のイタリアン「トンマズィーノ」を外苑前にオープン。2007年渋谷に移転して店名も「トラットリア シチリア—ナ・ドンチッチョ」とし、以来10年、連日満席の人気イタリアンとしてその名を馳せる。現在も毎年のようにスタッフともどもシチリア研修に通うという、根っからのシチリア・ラヴァー。姉妹店の外苑前「シュリシュリ」、渋谷「ヴィネリア コッポラ」がある。岩手県より「希望郷いわて文化大使」を任命され、食を通じた震災復興に尽力。
文：池田愛美／イタリア・フィレンツェ在住。雑誌編集、書籍執筆に携わる。著書に、池田匡克との共著で『伝説のイタリアン、ガルガのクチーナ・エスプレッサ』『ウィーンの優雅なカフェ＆お菓子』『フィレンツェ美食散歩』『アマルフィ＆カプリ』『サルデーニャ！』『シチリア美食の王国へ』『イタリアの市場を食べ歩く』『完全版イタリア料理手帖』などがある。企画・撮影・編集に『Dolce!イタリア地方菓子』『極旨パスタ』。また、Webジャーナルで随時イタリアの食、旅、本についての情報を発信中。
