内容
身体の構造を考え抜いた、無理なく美しい仕上がりが特長の「笹島式骨格着付け」
帯結びを徹底解説した1冊。「て」が上の文庫系結び、「たれ」が上のお太鼓系結びのしくみを基本に、半幅帯、名古屋帯、袋帯、男帯などの結びのプロセスを紹介。手や足の位置、力の入れ方など、コツを図解し、プロの技を徹底公開しています。歴史や文化を掘り下げながら、帯結びを考えた1冊。保存版・最強の『帯結び100選』です。
目次
結びの原点は横綱にあり 笹島式帯結びの極意 二大結び=「て」が上のお太鼓系結び、「たれ」が上の文庫系結び 半幅帯の結び=一文字 はさこ 貝の口 吉弥 割角出しなど 名古屋の結び=一重太鼓 銀座結び 一文字など 袋帯の結び=二重太鼓 重箱 富士太鼓 ふくら雀 後見結び 千鳥結び 花文庫 巾着など 時代結び=柳結び 京風角出し 右矢の字 あんこ結び 島原結びなど 男結び=神田結び 浪人結び 片ばさみ 駒結び 片わな結びなど 帯揚げ・帯締め・羽織紐の結び 腰紐・袴・たすきの結び 帯の知識=歴史変遷 用語集
笹島 寿美/
着装コーディネーター、帯文化研究家。1937年、福島県郡山市出身。上京後、松竹衣裳で舞台衣装などの着付けに携わる。それをきっかけに、歌舞伎や日本舞踊、レビューなどの着付けを手掛け、紐1本で着つ着付けや帯を主役にした帯人形を考案し、話題を呼ぶ。テレビや雑誌で活躍しながら、「笹島式着付け技術伝道者の会」を主宰し、着る人の生き方や考え方を反映させた心身ともに美しい「骨格着付け」を提案している。著書に『一人でできる着付け』『人に着せる着付け』『男のきもの着こなし入門』『長襦袢の着こなし入門』(以上世界文社刊)ほか多数。