内容
これ1冊で、炉・風炉の炭点前の基本、灰形と灰の作り方のすべてがわかる。おけいこ必携!
炭点前の基本と灰の扱い方がよくわかる一冊です。風炉・炉と茶事の炭点前、炭と炭道具の扱い、風炉・炉の灰形、灰の作り方、火入れ・香炉の灰形など、茶の湯初級者がぜひ押さえたいポイントを、写真・イラストでわかりやすく解説。また、稽古の押さえどころや盲点をカバーするコラムも多数収録されているので、中・上級者の復習用にも最適。まさに「おけいこ必携」の決定版といえます。
目次
第一章 基本の炭点前
1.炭点前の道具
2.風炉の炭点前
3.炉の炭点前
4.茶事の炭点前
5.炭と炭道具の扱い
6.炭点前の順序
第二章 灰形と灰の作り方
1.風炉の灰形
2.炉の灰形
3.灰の作り方
4.火入れ・香炉の灰形
5.年間周期の「灰の循環」
6.灰形作りの手順
堀内宗心(ほりのうち・そうしん)
表千家・堀内長生庵前主。1919年京都に生まれる。44年京都帝国大学理学部卒業、同副手。46年2月長兄・幽峯斎宗完死去により長生庵を継ぐ。同年4月表千家不審菴入門、内弟子として表千家十三代・即中斎宗匠に師事。同年12月建仁寺竹田益州老大師より兼中斎の斎号を受ける。53年十二代堀内宗完を襲名。97年甥の堀内國彦氏が宗完を継ぎ、宗心を名のる。99年表千家家元より的伝を受ける。2015年死去。主な著書に『宗心茶話 茶を生きる』、『お茶のおけいこ』シリーズ、『茶の湯の修練』1〜4巻(すべて世界文化社)その他。
堀内宗完(ほりのうち・そうかん)
表千家・堀内長生庵当主。1943年京都に生まれる。京都大学理学部化学科卒業。無機化学専攻。一般社団法人表千家同門会理事。共著に『京料理の歴史』(柴田書店)、『茶花づくし(炉編・風炉編)』(講談社)、編著に茶道学大系・第八巻『茶の湯と科学』(淡交社)、著書に『茶の湯の科学入門』(淡交社)がある。