内容
これ1冊で、風炉と炉の茶事の基本がわかる。おけいこ必携!
茶の湯の究極である茶事の流れがよくわかる一冊です。
風炉の季節、炉の季節ともにもっとも標準となる「正午の茶事」では、
茶事の流れに沿って亭主と客の基本的な所作を追い、
亭主と水屋(半東)の動き・進行を同時に見られるように構成しました。
巻末には進行表も付してあります。
目次
第一章 風炉の正午の茶事
第二章 炉の正午の茶事
第三章 朝茶と夜咄の茶事
堀内宗心(ほりのうち・そうしん)
表千家・堀内長生庵前主。1919年京都に生まれる。
44年京都帝国大学理学部卒業、同副手。
46年2月長兄・幽峯斎宗完死去により長生庵を継ぐ。
同年4月表千家不審菴入門、内弟子として表千家十三代・即中斎宗匠に師事。
同年12月建仁寺竹田益州老大師より兼中斎の斎号を受ける。
53年十二代堀内宗完を襲名。
97年甥の堀内國彦氏が宗完を継ぎ、宗心を名のる。
99年表千家家元より的伝を受ける。2015年死去。
主な著書に『宗心茶話 茶を生きる』、『お茶のおけいこ』シリーズ、
『茶の湯の修練』1〜4巻(すべて世界文化社)その他。
堀内宗完(ほりのうち・そうかん)
表千家・堀内長生庵当主。1943年京都に生まれる。
京都大学理学部化学科卒業。無機化学専攻。
一般社団法人表千家同門会理事。共著に『京料理の歴史』(柴田書店)、
『茶花づくし(炉編・風炉編)』(講談社)、
編著に茶道学大系・第八巻『茶の湯と科学』(淡交社)、
著書に『茶の湯の科学入門』(淡交社)がある。