内容
「茶箱」がもたらしてくれる、豊かなお茶時間
「茶箱」とは抹茶を点てる道具一式を入れた小箱。どこでもお茶が楽しめる便利なアイテムです。本書は、著者の前著『はじめての茶箱あそび「 自分だけのひと箱」の組みかた』で紹介した「道具の組みかた」から、さらにその先の「どこでどのように使うか」の用例集。屋外での楽しみ方、室内での楽しみ方、新年や七夕、月見など特別な日の楽しみ方などを紹介します。
目次
第1章 おソト時間の茶箱 茶箱を持って外へ
ソト茶箱のポイント1 道具を保護する
@茶道具専用の袋たち/A布類を使う
ソト茶箱のポイント2 清潔さを保つ
@白い布たち大活用/A湯を無駄にしない工夫/B小ぶりの茶碗で何服でも
コラム2本
第2章 おウチ時間の茶箱 日々の茶、もてなしの茶
ウチ茶箱のポイント1 見立ての楽しみ
@身近な箱を茶箱に/Aマイ茶碗を探す
ウチ茶箱のポイント2 日常の場だからこそ必要な結界
@盆やトレーを使う/A布づかいで自在に点前座を
コラム3本
第3章 四季にあそぶ、歳時にふれる
新年/上巳/七夕/月見/歳暮
終章 茶箱があると、いいことが起きる
ふくいひろこ/
京都市生まれ。編集者。趣味として茶箱であそぶこと約25年。茶道具や見立ての道具で楽しむ日常のお茶を提案。道具収集に飽き足らず、理想の茶箱道具を知り合いの作家や職人にオーダーするうちに、オリジナル茶箱の作品群が生まれ、「水円舎」の名前で時折展示会も行う。著書に『はじめての茶箱あそび「自分だけのひと箱」の組みかた』(弊社刊)