内容
老いがわかれば“老いない秘訣”がわかる!
人生100年時代、「老い」は殊にシニア世代にとって最大の関心事の一つです。「老い」とは何か。ミトコンドリアとの共生に始まる生命の歴史を辿ることで、そのメカニズムに迫ります。順天堂大学の「老年医学=ジェロントロジー」は、老いても豊かに暮らすことを探求する学問です。生命の本質を理解することで「老い」を理解し、豊富な臨床データに基づいた日常で実践できる老化防止策を提唱しています。
目次
第1章 生命とは何か。ミトコンドリアに生き続ける生命誕生の歴史
第2章 なぜ老いるのか。宿命としての「老い」と「死」に、生物はどう立ち向かっているのか
第3章 老いと生活習慣病 いつまでも若い人は、酸化ストレスや炎症を起こしにくい生
活習慣を持っている
第4章 老いと脳腸相関 腸と脳の若さを維持するコツは、腸内細菌とのバランスよい共
生にあり
第5章 運動は老いを抑制する 座っている人は老化する。骨格筋、関節の老化と病気を防ぎ、何歳になっても動ける体づくりのために今できること
第6章 幸福寿命を延ばそう 「食」「運動」「睡眠」「思考」を整えてリズミカルに生き、環境との共生を
佐藤信紘/
学校法人順天堂理事、順天堂大学ジェロントロジー研究センターセンター長、名誉教授、特任教授
佐藤和貴郎/
国立精神・神経医療研究センター神経研究所免疫研究部・室長、順天堂大学革新的医療技術開発研究センター非常勤講師