内容
暮らしを豊かにするデザイン。世界一幸せな国フィンランドからの素敵なモノ・コト
フィンランド好き、北欧好き、デザインに興味がある方におすすめの一冊。アルヴァ・アアルトやカイ・フランクといった巨匠たちのマスターピースを心ゆくまでご覧いただけます。今年90周年を迎える名作「スツール 60」は極初期のものから近年まで、5見開きにわたって展開。また、デザイナーごとに構成しているので、初心者の方にもわかりやすく、「デザインが生まれた背景」フィンランドのライフスタイルを知ることができます。
目次
Section1
タイムレス〜時代を超えて
シンプルで機能的、フィンランドのライフスタイルに欠かせないマスターピースたち
●アルヴァ・アアルト Alvar Aalto
アアルトベース/スツール60/アアルトの名作家具たち/アアルト スタジオ
●アイノ・アアルト Aino Aalto
ボルゲブリック
●カイ・フランク Kaj Franck
キルタ/「キルタ」から「ティーマ」へ/オードブルディッシ《KF1》《KF2》/カルティオ/アートキウィ
●サーラ・ホペア Saara Hopea
●ティモ・サルパネヴァ Timo Sarpaneva
i-lineシリーズ
●イルマリ・タピオヴァーラ Ilmari Tapiovaara
ドムス チェア/「ピルッカ」シリーズ/イルマリ・タピオヴァーラの名作家具たち
Arabia,iittalaのヴィンテージ食器たち
Section2
オーガニック〜自然とともに
有機的な色とかたち、生活を彩るさまざまなモティーフたち
●タピオ・ヴィルカラ Tapio Wirkkala
ニッケ チェアとテーブル
●ビルゲル・カイピアイネン Birger Kaipiainen
コケティッシュなビーズバード/魅惑のウォール・プレート
●石本藤雄 Fujio Ishimoto
陶の花シリーズ/冬瓜とプレート/マリメッコでデザインしたさまざまなテキスタイル
●オイバ・トイッカ Oiva Toikka
シエッポシリーズ/キーックリ/アニュアルバード/ポムポムベース/キューブ/ロリポップ/プテリ
●ヨルマ・ヴェンノラ Jorma Vennola
●ルート・ブリュック Rut Bryk
Section3
日本におけるフィンランド・デザイン
私たちの暮らしのなかで多様に展開するフィンランド・デザイン
●スコープ SCOPE
フィンランドの名作シリーズを独自の視点で復刻、別注するブランド
スツール60/ピルッカスツール/ティーマ/Runo(ルノ)シリーズ/巨匠オイバ・トイッカとの協働
●カウニステ KAUNISUTE FINLAND
日本人とフィンランド人 二人のクリエイターがたちあげたテキスタイルブランド
カウニステのファブリックコレクション/ハンナ・コノラ/ハンネレ・アイヤラ/ビョーン・ルネ・リー/マッティ・ピックヤムサ/マリカ・マイヤラ/ミロコマチコ
●イワテモ IWATEMO
岩手の工房とフィンランドのデザイナーをつないで新しい工芸品を生み出す
鉄瓶/木製の椅子/磁器
Section4
伝統的な手仕事、文化
私たちが共感できるフィンランドのモノ・コト
白樺細工/織物/ヒンメリ/サウナ
【コラム】
「スツール60」90周年について
自分にとっての心地よさを知る 週末北欧部chika
日々の暮らしで触れてきた自然が、自分の体を通してデザインとなり、形になる 森下圭子
僕の考えるフィンランド・デザインの魅力 平井千里馬
フィンランドと日本のデザインー相互に与えた影響 スザンナ・ティール
フィンランドの手仕事の精神性 アンナ・マリア・ウィルヤネン
アルヴァ・アアルトが計画した幻のサウナ構想 こばやしあやな
【編者・プロフィール】
キュレイターズ●美術館や博物館といった文化施設の展覧会企画の立案、運営をはじめ施設そのものの設計及びコンサルタントに至るまで、美術にまつわる事業全般を手がけるプロ集団。展覧会実績は数知れず、直近でも「ディック・ブルーナ 本のしごと」「生誕一五〇年記念 板谷波山の陶芸」「海を渡った古伊万里」「サーリネンとフィンランドの美しい建築」などがある。また、2022(令和4)年には軽井沢安東美術館の設立に寄与している。