内容
森のシェアハウスが舞台の、心あたたまる冬のファンタジー
フユゴ―の森の共同住宅「イッポハウス」で、はじめて一人暮らしをすることになったネム。ハウスでは冬ごもりの準備にみんな大忙しです。家の持ち主クスノさんをはじめ、3人の先輩たちはみんな個性的。期待と不安でいっぱいのなか、眠れなくなった夜にネムが出会ったものとは? 森に暮らす架空の生き物たちが織りなす不思議な世界を、おくはらゆめがのびのびと温かなタッチで描きました。冬の一夜のファンタジー。
【著者プロフィール】
津田真一●作
脚本家。作家。栃木県生まれ。NHK・Eテレ「みいつけた!」「いないいないばあっ!」などのこども番組を中心に、映像制作に携わる。アニメーションの脚本に「いすのまちのコッシ―」「ぶうちゃんのおさんぽ」など。紙芝居の脚本に『火をとりにいったウサギ』『あまのがわの カサッピィ』(いずれも童心社)など多数。絵本は本作が初めて。
おくはらゆめ●絵
絵本・童話作家。兵庫県生まれ。デビュー作『ワニばあちゃん』(理論社)で第1回MOE絵本屋さん大賞新人賞、『くさをはむ』(講談社)で第41回講談社出版社文化賞絵本賞を受賞。作品に『おてがみさがし』(あかね書房)、『つっきーとカーコのけんか』(佼成出版社)、『きつねのしっぽ』(小峰書店)など多数。