大岡信 (編)
定価:2,640円(税込)
ISBN:4-418-05223-2
B5変型判 204ページ
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重版の予定は未定です。
内容
古典の名作をビジュアル付きで分かりやすく紹介するシリーズ
知っておきたい「心の歌」100を掲載。歌枕の地にちなんだ写真を豊富に収録。行った気持ちになる、行って見たくなるビジュアルで旅心を誘います。
【担当編集者からオススメの一言】
寒さもぐっと増してくるこの時期から正月にかけて、デパートなどで新作などを含め売場面積が増える商品といえば、実はカルタ。その中で「百人一首」は時代を超えて、不動の人気を保ってきました。
「百人一首」は、藤原定家が万葉の時代から平安朝、ひいては鎌倉時代の名手たちが詠んだ百首を選び、編みあげたもの。なんでも息子の岳父に依頼され、山荘の建具に貼るための色紙として「古来の人の歌各一首」を選んだのが『百人一首』の事の始まりとか。
11月10日に刊行された『ビジュアル版 日本の古典に親しむ 2 百人一首』では、『折々の歌』でお馴染みの大岡信さんが掲載している百首のそれぞれを丁寧に解説しています。また、歌の心象風景をワイドな写真で表現しました。四季折々の自然を詠んだ歌、男女の恋、愛を詠んだ歌などの作中世界に浸ることができます。もちろん、第一巻の『源氏物語』と同様、脚注でわからない言葉をつぶさに解説し“読みやすく、わかりやすい”一冊に仕上げました。ぜひ、ご覧になってみてください。(編集担当I)
目次
第1章 歌聖たちの美意識、心の機微
天智天皇/持統天皇/柿本人麿/小野小町 他
第2章 歌仙たちの四季の歌、恋の歌
藤原実方朝臣/和泉式部/祐子内親王家紀伊 他
【ビジュアル版 「日本の古典に親しむ」全15巻のラインナップ】
≪本シリーズの特徴≫
●一流の作家陣の現代文訳でわかりやすく、読みやすく
●大きめの文字、読み仮名もたくさん
●見開きごとの脚注で、知らない言葉も早わかり
●物語の舞台へと誘う写真・図版が満載のビジュアルな誌面
第1巻 源氏物語(円地文子)
第2巻 百人一首(大岡 信)
第3巻 万葉集(池田彌三郎)
第4巻 古事記(近藤啓太郎)
第5巻 枕草子(田辺聖子)
第6巻 太平記(山崎正和)
第7巻 奥の細道(山本健吉)
第8巻 東海道中膝栗毛(安岡章太郎)
第9巻 徒然草・方丈記(島尾敏雄・堀田善衛)
第10巻 蜻蛉日記と王朝日記(竹西寛子・西村 亨)
[土佐日記・和泉式部日記・更級日記]
第11巻 仮名手本忠臣蔵(戸板康二)
第12巻 伊勢物語(中村真一郎)
第13巻 南総里見八犬伝(杉浦明平)
第14巻 雨月物語(藤本義一)
第15巻 今昔物語・宇治拾遺物語(古山高麗雄・野坂昭如)