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ビジュアル版 日本の古典に親しむ 11 仮名手本忠臣蔵

 

仮名手本忠臣蔵

戸板康二 (著)

定価:2,640円(税込)

ISBN:4-418-06241-6

B5変形判 176ページ

  • 試し読み試し読み
  • 現在、在庫切れしています。
    重版の予定は未定です。

内容

“仇討ちもの”最高傑作!――由良之助の仇討ちに喝采、勘平とお軽の悲恋に泣く

古典の代表的名著を当代一流の作家陣が読みやすく現代語訳した『日本の古典に親しむ』シリーズ。第10巻は、演劇評論家で作家の戸板康二が、魂を込めて書いた渾身の一冊です。

【担当編集者からオススメの一言】

 『仮名手本忠臣蔵』は元禄時代に起きた赤穂浪士たちによる仇討ち事件をモデルとして描かれた戯曲です。赤穂浪士たちの討ち入りはお江戸の市井の人々から大喝采されましたが、当時は世相を風刺した作品はご法度でした。それゆえ、徳川幕府に睨まれるのを避けるために、幕府を「足利幕府」に、吉良上野介を「高師直」に置き換えるなど、書き手の苦心が随所に見受けられるのも興味深いところです。

 今回の一番苦心した点は、戯曲と史実をうまくリンクさせること。ストーリーの一つ一つが実際に起きたことを下地としていることから、「史実の舞台へ」というかたちで全篇をビジュアル展開、物語と史実の両方がわかる仕掛けにしてみました。忠臣蔵ゆかりの地をお楽しみください。(編集担当I)

目次

第一部 殿中の刃傷沙汰
大序  鶴ヶ岡【つるがおか】
二段目 桃井館【もものいやかた】
三段目 足利館【あしかがやかた】
四段目 塩谷館【えんややかた】

第二部 面々、雌伏の時
五段目 山崎街道【やまざきかいどう】
六段目 与市兵衛内【よいちべえうち】
七段目 祗園一力【ぎおんいちりき】
八段目 道行【みちゆき】

第三部 そして仇討ちへ
九段目 山科閑居【やましなかんきょ】
十段目 天河屋【あまがわや】
十一段目 討入【うちいり】

・『仮名手本忠臣蔵』主要人物関係図
・「忠臣蔵」の誕生
・【主要人物事典】
・「『仮名手本忠臣蔵』史実の舞台へ」アクセスデータ


【ビジュアル版 「日本の古典に親しむ」全15巻のラインナップ】

≪本シリーズの特徴≫
●一流の作家陣の現代文訳でわかりやすく、読みやすく
●大きめの文字、読み仮名もたくさん
●見開きごとの脚注で、知らない言葉も早わかり
●物語の舞台へと誘う写真・図版が満載のビジュアルな誌面

第1巻 源氏物語(円地文子)

第2巻 百人一首(大岡 信)

第3巻 万葉集(池田彌三郎)

第4巻 古事記(近藤啓太郎)

第5巻 枕草子(田辺聖子)

第6巻 太平記(山崎正和)

第7巻 奥の細道(山本健吉)

第8巻 東海道中膝栗毛(安岡章太郎)

第9巻 徒然草・方丈記(島尾敏雄・堀田善衛)

第10巻 蜻蛉日記と王朝日記(竹西寛子・西村 亨)
[土佐日記・和泉式部日記・更級日記]

第11巻 仮名手本忠臣蔵(戸板康二)

第12巻 伊勢物語(中村真一郎)

第13巻 南総里見八犬伝(杉浦明平)

第14巻 雨月物語(藤本義一)

第15巻 今昔物語・宇治拾遺物語(古山高麗雄・野坂昭如)

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