内容
ウィーンの美の遺産を贅沢なビジュアルで紹介。ハプスブルク家入門編としても最適
ウィーン美術史美術館蔵のハプスブルク・コレクション(絵画と工芸)、ホーフブルク宮殿宝物館蔵の帝冠やシェーンブルン宮殿の華麗なインテリア……。枚挙に暇がないほどウィーンに満ち溢れる「美の遺産」の図版・写真を多数掲載。
【担当編集者からオススメの一言】
ハプスブルク家は神聖ローマ帝国の皇帝家族として、
ヨーロッパで威光を放った645年間の歴史を誇る名家中の名家。
歴代皇帝は、絵画、宝飾、音楽はもちろん
舞踊、乗馬、料理、建築、園芸と多岐にわたる生活芸術を愛し、
その都ウィーンに華麗な宮廷文化を開花させた。
本書ではハプスブルク家の人々に焦点をあて、
その「美の遺産」と「人間ドラマ」を特別編集。
ハプスブルク・コレクションを収蔵するウィーン市内の美術館や
宮殿を、その観どころも含め詳細に紹介。
また、ハプスブルク家ゆかりの歴史的建造物で行われる舞踏会、
音楽会、カフェやケーキの老舗など、今もウィーンに息づく
楽しみ方をご紹介。
いつか行く旅への参考書としてもおすすめ。
※本書は「THEハプスブルク」展(2009年9月〜2010年3月東京・
京都で開催)公式ムックとして2009年9月刊行の内容を一部改め、
同サイズの大型書籍、改訂新版として出すものです。
改訂部分は、第1章。ハプスブルク・コレクションの名画を中心に
掲載絵画が変更となります。
目次
1章●「ハプスブルク・コレクション」
華麗なる王家と美の巨匠たち
・名画蒐集 〜ウィーン美術史美術館の至宝を観る
ラファエッロ、ベラスケス、ブリューゲル、フェルメールほか
・特別対談 ハプスブルクの女性たち 池田理代子×千足伸行
・エッセイ ハプスブルクの男たち 中野京子
2章●双頭の鷲の帝都ウィーン:ハプスブルク家の歴史遺産を巡る
・マクシミリアン1世から代々の皇帝たち
・女帝マリア・テレジア物語
・フランツ・ヨーゼフ1世
・皇妃エリザベート物語 ほか
3章●世紀末芸術の宝庫・ウィーン美術散歩
ブルク劇場、分離派会館(セセッシオン)、レオポルド・ミュージアム、
アム・シュタインホーフ、MAK(応用美術館)
4章●ハプスブルク家の食卓と美味遺産を巡る
・マリア・テレジアが愛したココアとオリオ・スープ
・帝都を魅了したコーヒー
・皇室御用達の老舗デーメル ほか