内容
あるがままに生きて100年、世界的芸術家・篠田桃紅の珠玉の随筆集
桃紅80〜90代に綴られた自伝的随筆を収録。1956年単身ニューヨークに渡り国際的評価を得て以来、「ひとり」で立ってきた芸術家の精神の記録。
【担当編集者からオススメの一言】
2013年3月28日、百歳の誕生日を迎える、
世界的芸術家・篠田桃紅さん。
日々、創作活動を続ける芸術家の、自伝的随筆集です。
一編の詩のように美しい日本語で綴られるのは、
懐かしくも愛しい昭和の日々であり、
「ひとり」で立つ精神の清々しさでもあります。
成熟した日本人の、美しい姿がそこにあります。
【著者プロフィール】
篠田桃紅●しのだ とうこう
美術家・随筆家。1913年旧満州・大連生。
幼少から書の手ほどきを受け、下野雪堂氏に師事する。
その後、既成の書の形にとらわれない墨による新たな形を描き出し、
独自の道を歩む。1956年単身ニューヨークに渡り、
国際的な高い評価を受ける。
時代を代表する美術家として創作活動は続いている。
2003年の個展「篠田桃紅 朱よ」(原美術館、東京)には
皇后陛下行啓。代表作は世界各地の美術館等に収蔵され、
ロックフェラー財団ら、世界中のコレクターを魅了してやまない。
『Newsweek』2005年10/26号の特集「世界が尊敬する日本人100」に
選出された。著書に『桃紅 私というひとり』
『桃紅えほん』(世界文化社刊)など。
2013年3月28日、百歳の誕生日を迎える。