内容
初めての歌舞伎から2度目、3度目の劇場へ―観劇お役立ちの「役者名鑑&演目」ガイド
大歌舞伎を支える8人と旬の花形18人衆、これだけは観ておきたい33の演目、大向うのとっておき話……歌舞伎が近くなり、馴染みになる1冊。
【担当編集者からオススメの一言】
歌舞伎を「初めて見た」という方は、きっと誰かしら
歌舞伎好きの友人や知人と一緒に観に行ったことでしょう。
これがとても面白く、ちょっとはまってしまった。
さてそこで二度目三度目の歌舞伎を
今度は1人で観に行こうと決意するとき、
やはり何か指南書が欲しくなります!
本書はそんな「初回」の次のステップ、
すなわち「裏を返す」ための歌舞伎ガイド本。
演目、役者、屋号などお約束の多い、
だからこそ魅力の歌舞伎ワールド。
それをぎゅっと一冊に凝縮しました。
最新の舞台写真満載のオールカラーの大型書籍。
歌舞伎用語の解説、演目名や役名のルビなど、
いまさら人に聞けないこともこの本さえあれば大丈夫。
本書の演目や役者さんのセレクトは劇場公認、
大向こう(舞台に声をかける見巧者)の「弥生会」さんに
ご協力いただきました。
舞台の筋書き(プログラム)よりもっと平易で、もっと詳しい、
歌舞伎通いのためのガイドブック。
これから歌舞伎の馴染みになろうという方には最適の1冊
【監修者プロフィール】
犬丸 治●いぬまる おさむ
慶應義塾大学経済学部卒業。在学中は歌舞伎研究会に所属、
故中村勘五郎(のちの五代目仲蔵)に師事。
歌舞伎学会常任委員をつとめ、同人誌『劇評』を中心に
執筆活動を始める。平成10年10月号より演劇雑誌『テアトロ』に
歌舞伎劇評連載、15年10月より読売新聞夕刊に劇評を始め、
現在も執筆中。著書に『市川新之助論』『天保十一年の忠臣蔵
鶴屋南北「盟三五大切」を読む』『歌舞伎座を彩った名優たち─
遠藤為春座談─』『市川海老蔵』『菅原伝授手習鑑精読・
歌舞伎と天皇』、ほかに共著として『歌舞伎ギャラリー50』など多数。
現在、日本ペンクラブ会員、歌舞伎学会運営委員、
同会奨励賞選考委員、日本演劇学会、日本演劇協会、
日本近世文学会、国際浮世絵学会各会員。歌舞伎研究会三田会理事。