内容
日本女性として、女流画家として海外でたおやかに活躍する節子夫人。待望の最新書下ろし書籍
上智大学在学中に孤高の画家・バルテュスと運命的に出会い、渡欧。1967年結婚、最後まで巨匠の画業を支え続た。本書では節子さんが、バルテュスの人生をもう一度振り返る章から始まる。2014年4月〜9月、東京と京都で大型美術展『バルテュス展』開催。
【担当編集者からオススメの一言】
スイスに拠点をおき、和の文化大使として
ヨーロッパでも有名な著者は、巨匠バルテュス夫人として、
また自身もユネスコ平和の芸術家・画家として活躍。
和と欧州を融合させたその美しい暮らしは多くの婦人誌に
紹介されるや一躍日本女性の憧れの的となり、
女優・吉永小百合さんも訪問されました。
本書は節子夫人が、多忙な芸術活動の折節に
さまざまな思索を綴った「言の葉」(エッセイ)集です。
そこには今まで語られなかった大胆で正直な生きかた、
国際的な人間交流、日本人として生きることの感性、
これからの女性のありかたなど多岐にわたります。
書名の「グラン・シャレ」とは故バルテュスと暮らした最後の家。
2014年は日本で最大規模となるバルテュス回顧展があり、
著者は時の人としておおいに注目されることでしょう。
目次
1章●私の暮らし〜バルテュスとの出会い、永の別れ
2章●家族のこと
3章●言の葉
4章●仕事ことごと
5章●女性が生きる刻
6章●日本への想い