内容
ウイスキーは魂の水である
無類のウイスキー通である詩人・佐々木幹郎が、東京、大阪の知られざるバーで、そして聖地スコットランドの蒸溜所まで出向いて、最高の銘酒を破顔痛飲する極上のエッセイ!
【担当編集者からオススメの一言】
シングルモルトの味と香りを語ることは、
人生を語ることに似ている―。
エジンバラ、スペイサイド、アイラ島、山崎、余市、
東京、大阪、酒を飲み、作り手を訪ね、
その土地の空気に触れながら巡った蒸溜所とバー。
出会った人々とは―。
詩人・佐々木幹郎が誘う、
スコットランドと日本をつなぐ、ほろ酔いの旅。
思わずウイスキーが飲みたくなる1冊。
目次
第一部●スコットランドで飲む
スペイサイド―マッカラン蒸留所、ザ・グレンリベット蒸留所、
クラガンモア蒸留所
アイラ島―アードベック蒸留所、ラガヴーリン蒸溜所、
ボオモア蒸溜所 ほか
第二部●秘密の酒蔵で飲む
赤坂「ですぺら」/目白「田中屋」の試飲室/
坂戸「エイコーン」のカウンター/
築地「ジャパンインポートシステム」/大阪「バー・リー・アイラ」/
土屋守の「スコッチ文化研究所」
第三部●山崎と余市で飲む
サントリー山崎蒸留所/ニッカウヰスキー余市蒸留所
【著者プロフィール】
佐々木幹郎●ささき みきろう
1947年、奈良県生まれ。詩人。
中原中也研究の第一人者として知られ、
1988年、『中原中也』(筑摩書房)でサントリー学芸賞受賞。
1992年、『蜂蜜採り』で高見順賞受賞。
2002年、『アジア海道紀行--海は都市である』(みすず書房)で
第54回読売文学賞・随筆紀行賞受賞。
サントリー地域文化賞選考委員。