内容
里山は、手づくりできる小さな楽園
琵琶湖をのぞむ田園に“生き物の集まる庭”をつくった写真家の物語。里山の生き物134種を独自解説、著者のライフワーク「ペーパーカット」の大作15点収録。
【担当編集者からオススメの一言】
里山観察のパイオニア、写真家・今森光彦氏が、琵琶湖をのぞむ田園につくった“生きものの集まる庭”。26年にわたるその構想から完成までの様子を初めて綴ったエッセイです。
虫や鳥、植物たちと共存する豊かな里山暮らしをガーデニングや料理などのライフスタイルを通して提案しています。また、庭で観察される動植物134種を月ごとに独自の視点で解説した図鑑としての実用性も高いほか、今森氏の第2のライフワークであるペーパーカット(切り絵)の大作15点を収録した見ごたえのある作品集でもあります。
目次
Introduction 小さな土地との出会い
Chapter 1 ●Spring
3月/春の始まり 4月/土手を見習って 5月/動物たちウェルカム
Chapter 2 ●Summer
6月/水辺をつくる 7月/チョウを呼ぶ 8月/究極のガーデニング
Chapter 3 ●Autumn
9月/新米の季節 10月/煙の匂い 11月/小さな楽園
Chapter 4 ●Winter
12月/宝物のような土 1月/庭の友だちはどこに 2月/アトリエの鳥たち
Conclusion 野辺への想い
【著者プロフィール】
今森光彦●いまもり みつひこ
1954年滋賀県生まれ。写真家。ペーパーカット作家。
第20回木村伊兵衛写真賞、第28回土門拳賞などを受賞。著書に『里山物語』(新潮社)、『里山を歩こう』(岩波書店)、『湖辺』『萌木の国』(ともに世界文化社)など多数。
【お詫びと訂正】
本書6ページ25行目「二三年前」は「二八年前」の、47ページ写真下「狐のボタン」は「狐アザミ」、「キツネノボタン」は「キツネアザミ」の、129ページ写真上「ヤガ」は「エダシャクの一種」の誤りでした。ここにお詫びし、訂正いたします。(2015.6.30)