内容
小児がんを患い、2度の余命宣告を受けた著者が、周囲の理解を得て社会の中で生き、そして結婚するまで
ユーイング肉腫という小児がんを患い、2度の余命宣告を受けた吉野やよいさん。
病気が確定したときには、すでにステージ4。何度も生死をさまよい、それでも生きていく姿を紹介する実話です。現在も後遺症と闘いながら、会社員として働き、そして自らの人生を切り開いています。周囲の理解を得て社会の中で生き、そして結婚をするまでの道のりをつづります。
目次
プロローグ
・激痛と不安と。病気がわかるまで
・激しい闘いのはじまり
・がんを殺すのか、自分が壊されるのか
・再発を宣告されて
・学校の門をくぐった先に
・私の居場所をつくる
・翼を自由に広げて
・思いがけない出会い
・結婚への道
エピローグ
吉野やよい/
沖縄県出身。10歳のとき「ユーイング肉腫」を発症。13歳のときに再発。2度の余命宣告を受ける。「この病院でできる治療はこれ以上ありません」という厳しい状況のもと、地元沖縄に戻る。その後、奇跡的にがんは完治したものの、後遺症とともに現在も生きる。後遺症を抱えるがんサバイバーとして、会社で働き、充実した日々を送る。