内容
エッセイスト、画家、ワイナリーオーナーでもある玉村豊男氏が、写真とエッセイで綴る田園生活の日々
1991年夏、玉村夫妻は長野県東部町(現、東御市)の里山の上に引っ越しました。思わず息を呑むほどの大自然の眺望は、まさに「ヴィラVILA=荘園の館」「エストEST=(ここに)在る」で、二つの言葉が合体した瞬間ー「ヴィラデスト」ー、ここが夫妻の「終の棲処」に決まったのでした。この本は、自然の中での暮らしに美を求め、多くの人々と関わってきた著者の、四半世紀に及ぶ営みの記録です。
目次
第一章 里山のヴィンヤード
第二章 私たちが野菜農家だった頃
第三章 カフェという名のレストラン
第四章 ヴィラデスト・ガーデンファーム
第五章 三人で二〇四歳が囲む毎日の食卓
第六章 私のライフワーク
玉村 豊男/
エッセイスト・画家・ワイナリーオーナー。1945年東京生まれ。東京大学フランス文学科卒。1968年パリ大学言語学研究所留学。1972年より文筆業。1983年長野県軽井沢町、1991年同県東部町(現・東御市)に移住して農園を開き、2004年ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー開業。2007年元箱根に玉村豊男ライフアートミュージアム開館。2014年日本ワイン農業研究所を設立し、アルカンヴィーニュ(ワイナリー)を拠点とする千曲川ワインアカデミーを開講。『パリ 旅の雑学ノート』『料理の四面体』『田園の快楽』『絵を描く日常』『千曲川ワインバレー』『隠居志願』『病気自慢』など著書多数。