内容
福島原発事故の陰で起きたバラ園の悲劇。園主の絶望から希望への道のりを美しい写真と文で綴る
広大な敷地に750種類のバラが咲き誇り、年間5万人の来園者に愛された福島県『双葉ばら園』。2011年3月11日以降、その姿を変えてしまった花園の、かつての瑞々しい美しさを伝える写真集であり、バラ園の主・岡田勝秀さんの、復活の物語でもあります。2014年刊行の英語版が世界バラ会連合世界バラ会議2018優秀書籍賞を受賞。本書は待望の日本語版です。
目次
バラ、今何を想う 倉本 聰
はじめに・『双葉ばら園』について
第1章・ひとめ惚れ
第2章・バラ園の開園
第3章・もやもやする気持ち
第4章・風景と調和するバラ園
第5章・ひらめきの輝き
第6章・典雅な薫り
第7章・森に沈む薔薇園 2011年3月11日午後2:46
第8章・沈黙の叫び
第9章・手紙
第10章・意外な頼みごと
第11章・心の手紙
第12章・道ばたの野いばら
第13章・最初の写真展 第14章・一歩ずつ前へ 第15章・エピローグ 双葉ばら園の地図 元駐日大使ジョン・V・ルース氏の寄稿 わかる限りのバラの品種
マヤ・ムーア/
ャーナリスト。元NHK-BS「ワールドニュース」、「ウイークエンド・パリ」、「アジア・ナウ」のキャスター、TBS「サンデーモーニング」、HTB「イチオシ!!」のコメンテーターも務めた。白百合女子大学客員講師を経て、現在アメリカン・スクール・イン・ジャパンと岩手県大船渡市の小学校を結ぶスカイプバーチャル英語教室(TVEC)に力を注いでいる。