内容
保育界の人気者・谷口國博×自然写真家・高砂淳二が贈るメッセージ写真絵本
今日、窓を開けてみる。この冷たい風は、きっと流氷に乗ってオオワシやクジラたちとともに日本にやってきたのだろうと思う。この暖かな風は、南国のヤシの木たちを揺らしながら、さわそわとアジサシたちとともに流れた風だと思う。(中略)この絵本を通じて子どもたちに、そんな見えない風にたくさん想像力を働かせて、感じてほしいと思う。
文●谷口國博(たにぞう) 1970年生まれ。東京都八王子市の保育園に勤務した後、フリーの創作あそび作家になる。全国の保育園・幼稚園の先生方の講習会、親子コンサートなどで活躍。また、NHKEテレの子ども番組に、うた、あそびなどを提供、番組監修なども担当。主な著書に、村上康成との共著で「うちのかぞく」シリーズ、佐藤弘道との共著で「ひろみち&たにぞうの運動会」シリーズ、高砂淳二との共著で『いたいのいたいの とんでけ~』(以上、世界文化社)など多数。
写真●高砂淳二 写真家。1962年、宮城県石巻市生まれ。ダイビング専門誌の専属カメラマンを経て89年に独立。海の中から生き物、虹、風景、星空まで、地球全体をフィールドに撮影活動を続けている。主な著書に『night rainbow 祝福の虹』(小学館)、『Dear Earth 高砂淳二写真集』(パイ インターナショナル)、『PLANET OF WATER』(ナショナル ジオグラフィック)、『いたいのいたいの とんでけ~』(谷口國博との共著、世界文化社)など多数。近刊に『光と虹と神話』(山と渓谷社)がある。