内容
きつねとねこの虚勢を張り合うユーモラスな表情に注目
1973年月刊雑誌掲載の名作が、約50年の時を経て単行本化!
きつねとねこは、それぞれパン屋さんをしています。
ある日、自分のお店よりもおいしいパン屋さんがあると聞きました。
お互いパンを食べると、自分のパンより相手のパンの方がおいしいと感じ、ショックで泣き出してしまいます。
虚勢を張り合うきつねとねこの豊かな表情に是非ご注目ください。
小沢正/
作家。1937年、東京都生まれ。早稲田大学卒業。在学中早大童話会で捜索をはじめ、山本護久らと幼年童話研究誌「ぷう」創刊。『目をさませトラゴロウ』(理論社)で1965年度NHK児童文学奨励賞を受賞。作品に『ぼくはへいたろう』(ビリケン出版)、『まほうのかさ』(教育画劇)など多数。
長新太/
漫画家、絵本作家、イラストレーター、エッセイスト。1927年、東京都生まれ。『はるですよふくろうおばさん』(講談社)で講談社出版文化賞受賞、『キャベツくん』で絵本にっぽん賞など受賞多数。「ナンセンスの神様」の異名で活躍。作品に『たぬきのじどうしゃ』(偕成社)、『みみずのオッサン』(童心社)など多数。