内容
当代随一の数寄者・潮田洋一郎氏が一茶庵・佃一輝宗匠と作り上げる、約束事にとらわれない茶事の数々。
垂涎の名品道具、自由自在な茶の世界。迫力の写真と臨場感。
究極の名品道具を、自在に、絶妙に、さり気なく使いこなす、至福の時間を一冊に。
重要文化財、重要美術品も含む、愛好家垂涎の名品茶道具を使いこなした一客一亭を収録しました。通常の茶の湯の規格には合わない空間や器物も楽しむため、ときには煎茶が組み入れられているのも本書の特徴です。
潮田洋一郎(うしおだ よういちろう)/
一九五三年東京に生まれる。東京大学、シカゴ大学卒業。東京大学LIXIL潮田東アジア人文研究拠点名誉フェロー。LIXILグループ元CEO、元取締役会議長。八〇年代後半に裏千家の伊住政和氏との出会いで茶の湯を知り、九〇年代には一茶庵で煎茶にも親しむ。大師会、光悦会評議員。著書に『数寄語り』(二〇一六年)。