内容

誕生・かがやき・歴史など、宝石のひみつがわかる！　色引き図鑑も！

キラキラした宝石の、誕生や結晶、耀きのひみつ・ふしぎには、地球科学から物理、歴史文化まで、幅広い内容が含まれています。お子様の興味に合わせて、読み進めることができ、「科学する力」「探求する力」が身につく、男女問わず、親子で楽しめる図鑑です。

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諏訪久子/
慶応義塾大学法学部卒業。東京三菱銀行、ティファニー ジャパンを経て、フリーランスで宝石関連文書の翻訳・校正に従事。家業ゆえ幼いころより宝石に親しみを持ち、父親の欧米、アジアでの買付や取材に同行。米国GIA本校にてエクステンションクラスを受講し、Ｇ.Ｇ.ディプロマ(宝石鑑別士)を取得。諏訪貿易株式会社勤務。

宮脇律郎/
国立科学博物館地学研究部長／日本鉱物科学会長／国際鉱物学連合新鉱物・命名・分類委員会委員長、1987年筑波大学大学院博士課程修了。理学博士。工業技術院名古屋工業技術研究所主任研究官、国立科学博物館主任研究員などを経て、2015 年より現職。専門は鉱物学。特に希土類鉱物の結晶化学など。

【お詫びと訂正】
『宝石のひみつ図鑑』(2022年5月5日 初版第1刷)に下記の通り間違いがありました。ここに深くお詫びし、訂正させていただきます。

●p.11 モザンビーク産、5行目
(誤)紫外線蛍光性はほとんどありません。
(正)削除
●p.12 ガーネット、9行目
(誤)しかし、青いガーネットはまだ発見されていません。
(正)近年になって、今までになかった青いガーネットも見つかっています。
●p.14 マンダリン・ガーネット、8行目
(誤)スぺサルティン・ガーネットに含まれるマンガンという成分と、アルマンディン・ガーネットに含まれる鉄が、ある程度入れかわると、ピンクとオレンジがまざった色の「マラヤ・ガーネット」になります。
(正)ピンク色とオレンジ色の間の色のものは、「マラヤ・ガーネット」と呼ばれます。ほとんどがスぺサルティン・ガーネットとパイロープ・ガーネットがまざったもので、その色みは、鉄とマンガンという成分によるものです。
●p.16 スピネル、2段落、6行目
(誤)オレンジと紫は鉄とクロム
(正)オレンジはバナジウム、紫は鉄とクロム
●p.28 グリーン・トルマリン、7行目
(誤)バナジウム
(正)バナジウムとクロム
●p.29 カナリー・トルマリン、5行目
(誤)鉄
(正)マンガン
●p.29 パライバ・トルマリン、5行目
(誤)銅
(正)銅とマンガン
●p.41 中央アメリカ産、見出し・1行目・5行目
(誤)中央アメリカ産
(正)アメリカ産
●p.45 ローズ・クォーツ、2行目
(誤)チタンという成分と、結晶の構造を変化させる力がある、自然のなかの放射線によってピンク色になります。
(正)結晶のなかに入ったとても細かいインクルージョン（p.63）が、光を散乱させるのでピンク色に見えます。
●p.79 地殻の成分、7行目
(誤)酸素（O）とケイ素（Si）が1：2
(正)ケイ素（Si）と酸素（O）が1：2