内容
世界屈指のジュエリーコレクション「アルビオンアート」を宝飾史研究家･山口 遼が解き明かす
「アルビオンアート･コレクション」とは、たった一人の日本人が、ヨーロッパの価値あるジュエリーの数々を日本に招来している、世界屈指のコレクションです。コレクターの名は、有川一三氏。世界的に見ても美しいコレクションが日本にある奇跡を、宝飾史研究家の重鎮・山口 遼氏の解説でお届けします。この一冊で、本当に美しいジュエリーとは、価値あるジュエリーとはどういうものなのかがわかります。
目次
・はじめに
第1章●アルビオンアート 美しさ極まる宝飾芸術
歴史に残るエメラルドの最高傑作／王侯貴族とジュエリー／時代を物語るダイヤモンド／超絶技巧とデザイン
第2章●宝石に見る自然モチーフの価値
自然がデザインの中心であった頃／植物の名品に宿る物語／アールヌーヴォーという潮流
第3章●歴史や時代背景から学ぶ12の煌めきの物語
古代の金細工と復元／カメオとインタリオ／キリスト教とジュエリー／ナポレオンと色石の世界／ジュエリーの大衆化と大英帝国／帝政ロシアとファベルジェ／エドワーディアンとベルエポック、そしてプラチナ／アールヌーヴォーとルネ・ラリック／アールデコと真珠／ダイヤモンドの世界／ティアラの世界／指輪の世界／特別編・煌めきの日用小物
第4章●11のキーワードでジュエリーをもっと知る
粒金／ストマッカー／パリュール／フーケ／シャトレーヌ／サフラジェット／ホルバイネスク／リバイバル／プラチナ／シークレットウォッチ／ビルマ産ルビー
・コラム 山口 遼のジュエリーこぼれ話
ジュエリーの歴史は巡るのか／ジュエリーデザインの変遷と自然モチーフ／世迷い事を一つ〜私の一番欲しいもの
・特別対談 有川一三×山口 遼
感動をシェアするために─アルビオンアート･コレクションの意義
・聖なる美の極みを招来する私の使命
・おわりに
山口 遼●同志社大学卒業後、ミキモト入社。営業及び商品開発専門家として勤務。在職中からジュエリーの歴史を研究。退職後、宝飾史研究家及び宝石商として講演、著作活動を行う。宝石業界の第一人者であり、著書も多数。
