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児童文学作家・村中李衣さんが第45回巖谷小波文芸賞を受賞!
村中李衣さんが、第45回巖谷小波文芸賞を受賞されました!
多くの児童文学、絵本作品を通して、等身大の子どもたちの姿を誠実に紡いでこられた村中李衣さん。児童文学作家として、『かむさはむにだ』(偕成社 1984)で日本児童文学者協会賞新人賞、『小さいベッド』(偕成社 1985)でサンケイ児童文化賞受賞、『おねいちゃん』で野間児童文芸賞(理論社 1989)、『チャーシューの月』(小峰書店 2012)で日本児童文学者協会賞、『あららのはたけ』(偕成社 2019)で坪田譲治文学賞など、これまで数々の賞を受賞されています。世界文化社からは、児童文学『うさぎになった日』(絵/しらとあきこ)、絵本『たなばたのねがいごと』『いちごハウスのおくりもの』(絵/えがしらみちこ)などの作品を刊行しています。
今回の受賞は、「数々の賞を受賞なさっているばかりではなく、絵本をとおして人と人がもっと触れあい次の一歩を踏み出すための ″読みあい″を提唱し、病棟や児童養護施設をはじめいろいろな場所で実践を行ってこられた」「実践を活かし、山口県の美祢社会復帰促進センターで、女性受刑者が自分の子どもに絵本を読む音声を録音して届ける「絆プロジェクト」を継続して行っておられるが、これは受刑者と子どもの両方を深いところで支え、受刑者が自らと深く向きあうことにもつながっている」(受賞NEWSより)など、多方面でのご活動に対する功績が高く評価されました。
村中さん、おめでとうございます!
◆巖谷小波文芸賞・特別賞について 公益財団法人 日本青少年文化センター (seibun.or.jp)