【担当編集者からオススメの一言】

「おむすびころりん　すってんでん」いきいきとした擬音･擬態語にあふれ、リズム感のある語り口のお話です。我が子に読み聞かせたところ、連続10回以上のリクエスト。「にゃあごと　きいたら　にげるべし」のところまで来ると、身構えて一緒に「にゃあ〜ごぉ！」きゃあきゃあ笑って「とっぴんぱらりのぷう」です。きっとどこのお父さんお母さんでも読み聞かせ大成功を収めるお話だと思います。
　この本は、村上豊氏の絵がすばらしい。ラフに見えて細部まで実に細かく描き込まれています。何十匹と出てくる小さなねずみが皆違う着物を着ています。着物や座布団や風呂敷の柄までがリアルに感じられ、つきたてのおもちや鯛がなんとおいしそうに見えるのでしょう。小さな宝物・ワンダー民話館のシリーズです。（編集担当T）