内容
子どもたちにぜひ読んでほしい浜田広介の名作ベスト10話
「泣いた赤おに」「りゅうの目の涙」ほか、日本のアンデルセンと言われた著者の名作10篇。親と子の愛、仲間への思いやり=「ひろすけ童話」の代表作が、優しい心、強い心、美しい心を育てます。
目次
・泣いた赤おに――村人と仲良くなりたいと思った赤おにを、手助けしたのは青おにくん。計画はみごと成功したが、青おにくんは旅に出てしまった。
・むく鳥のゆめ――母を思うむく鳥の子ども。お母さんがかえってくることを期待し、お父さんに話を聞く。夢に白いお母さんを見たが、その正体は?
・りゅうの目のなみだ――山のりゅうは、小さな人間の訪問を受ける。初めて優しい気持ちに触れ、りゅうは変わっていく。
・ますとおじいさん――人のためになりたいと思ったおじいさん。旅人にますの稚魚を持ってきてもらう。おじいさんの気持ちはどんな形で村人に伝わるのか?
・花びらのたび――美しい花びらが、3匹のすずめによって運ばれた。普通と違った運命に巻き込まれた花びらは、不思議な体験を重ねていく。
・ある島のきつね――目と耳の不自由なおばあさんが、お寺を訪ねてくる。島のきつねは、お坊さんのかわりにおばあさんのために何かと面倒を見る。
・よぶこどり――野原で卵をみつけたリスは、かえったヒナ鳥を母親代わりに優しく世話をした。しかしヒナ鳥は自分の異変に気がつき、空へ。残されたリスの運命は…。
・子ざるのかげぼうし――まねっこばかりするかげぼうしに気がついた子ざる。きつねに相談するが、いい知恵は出ない。そして賢いイヌが教えてくれた解決策は?
・星の光――赤い星、青い星、そして小さな星。三つの星は同じ日に生まれた。小さな星は仕事の途中にドロだらけの鳥を見つけ助ける。すると不思議なことが起きた。
・たぬきのちょうちん――おじいさんのきつねは、むかし昔、一生懸命に化け方を覚えた。それはちょうちんになること。どうしてちょうちんになりたかったのか?