内容
すべての施設に、こどもを育む遊具・あそび環境を
こどものあそび環境の有り様を見つめてきた建築家・仙田満。独自の<遊環構造>理論に基づき、これまでに設計した遊具、あそび場を集大成。図書館、コンサート会場、スポーツ施設などに備えた「あそび場」96例を藤塚光政の躍動感ある写真で、ご紹介します。あそぶことで、こどもは社会性、コミュニケーション力、運動能力、そしてレジリエンス力を育みます。これからのこども環境を考える、すべての大人に必携の一冊です。
目次
4 こどもの遊具、あそび空間とは
あそびは学び/あそび空間の重要性/困難を乗り越える力を育むあそび
17 こども施設におけるあそび空間
科学万博こども広場/神戸市こべっこランド/姫路たつまきロード他
56 博物館におけるあそび空間
山梨県立科学館/福井県児童科学館他
74 スポーツ施設におけるあそび空間
さわやかアリーナ袋井市総合体育館/兵庫県但馬ドーム他
94 劇場におけるあそび空間
小田原三の丸ホール他
98 庁舎・図書館におけるあそび空間
石川県立図書館他
104 街の広場にこどもの空間をつくる
LaLa Gran他
110 自然環境におけるあそび空間
国営アルプスあづみの公園他
116 住まい環境におけるあそび空間
120 こども園、幼稚園、保育園
ゆうゆうのもり幼保園/ちぐさこども園他
156 教育施設
軽井沢風越学園他
162 医療施設
愛知病院ANNEX他
170 海外施設
MIALAND他
174 公園における遊具
宮城中央児童館/海南市わんぱく公園他
186 遊具
【著者プロフィール】
仙田 満●(株)環境デザイン研究所会長。環境建築家・工学博士。こどものあそび環境を独自研究し、こどもの興味と行動基準を軸にした《遊環構造》理論を提唱。変化に富む循環機能を備えた、子どもが生き生きと遊べる遊具、あそび場のデザイン・設計を数々手がけ、教育界、建築界ほかで高い評価を得る。