山崎正和 (著)
定価:2,640円(税込)
ISBN:4-418-06203-3
B5変形判 200ページ
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内容
軍記物語の名作、遂に登場
豪華執筆陣によるシリーズ第6弾。第6巻は南北朝動乱の人間模様を読む「太平記」図版解説で分かりやすく解説。
【担当編集者からオススメの一言】
「ビジュアル版 日本の古典に親しむ」シリーズの制作にあたって、いつも念頭に置いていることがらがあります。それは、いかなる古典に描かれる人物も、時代こそ違え、わたしたちと同じ人間だということ。古い時代に生きた人間の群像を、「あたかも、今ここにある」ドラマとして読者のみなさまに味わっていただくのが、わたしたちの最大の目的です。今回、お届けするのは「太平記」。南北朝という動乱の時代を生き、あるいは目的を果たせず散っていった人々のリアルな悲喜劇が、山崎正和先生の見事な筆致によって描かれています。読者のみなさまは、どの人物に感情移入しながら、この時代の雰囲気を満喫されるのでしょうか。担当編集者として、いちばん気になるところです。(編集担当O)
目次
第一部 謀議
後醍醐天皇の御代/無礼講の宴/帝の御夢 他
第ニ部 合戦
鎌倉の合戦/稲村ヶ崎/鎌倉炎上/高時一門の自害 他
第三部 落日
山門より還幸/先帝の吉野潜幸 他
・『太平記』をめぐる人間関係
・『太平記』主役たちの装い
・『太平記』【主要人物事典】
・「『太平記』の舞台へ」アクセスデータ
【ビジュアル版 「日本の古典に親しむ」全15巻のラインナップ】
≪本シリーズの特徴≫
●一流の作家陣の現代文訳でわかりやすく、読みやすく
●大きめの文字、読み仮名もたくさん
●見開きごとの脚注で、知らない言葉も早わかり
●物語の舞台へと誘う写真・図版が満載のビジュアルな誌面
第1巻 源氏物語(円地文子)
第2巻 百人一首(大岡 信)
第3巻 万葉集(池田彌三郎)
第4巻 古事記(近藤啓太郎)
第5巻 枕草子(田辺聖子)
第6巻 太平記(山崎正和)
第7巻 奥の細道(山本健吉)
第8巻 東海道中膝栗毛(安岡章太郎)
第9巻 徒然草・方丈記(島尾敏雄・堀田善衛)
第10巻 蜻蛉日記と王朝日記(竹西寛子・西村 亨)
[土佐日記・和泉式部日記・更級日記]
第11巻 仮名手本忠臣蔵(戸板康二)
第12巻 伊勢物語(中村真一郎)
第13巻 南総里見八犬伝(杉浦明平)
第14巻 雨月物語(藤本義一)
第15巻 今昔物語・宇治拾遺物語(古山高麗雄・野坂昭如)